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2017年2月28日 (火)

時おりの言葉(5)

「教師というものは実に楽なものだ。人間と生まれたら教師になるに限る。こんなに寝て居ても務まるものなら猫にも出来ぬことはない」(2016.2.20 夏目漱石「吾輩(わがはい)は猫」より。

明治期の話であるが、現在はどうであろうか。
連合のシンクタンクである「連合総研」によると、週に60時間以上働く小中学校の先生の割合が70~80%に上ることがわかった。
医師や建設業など他の業種より高い割合だ。
小学校教諭で週60時間以上働いている割合は73%、中学校は87%。小中とも50時間未満の人はいなかった。

「猫」の話とは大分違ってくる。
でも、教育という仕事は製造業と違って結果は目にみえない。
猫の言うように手を抜けばいくらでも抜けるし、懸命になればこれで終わり、ということもなくきりがない。
こんなところに教育の難しさがあるのかもしれない。

話は変わるが書斎の壁に泰西名画を刷り込んだ2ヶ月綴りのカレンダーがかかっている。この絵を見ると何か心が癒される気がする。
そこで2か月ごとにそれぞれの絵を紹介したい。
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 「イレーヌ・カーン・ダンブェール嬢」
               ルノワール

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2017年2月18日 (土)

雨水(うすい)

今日18日は24節気2番目の雨水。
雪が溶け始め、溶けた雪が土を潤す。
水ぬるむ季節の到来である。

強い南風が吹いた昨日は関東地方にも春一番が観測された。
昨年より3日遅いそうだが、季節は確実に動いている。
この日気温もぐんと上がり、東京・青梅市では23.8度。
4月下旬の陽気だったとか。
それに比べて今日18日は最高気温は11度、12度を超す気温差に驚く。
三寒四温とはこのことか、そして春が近づいてくるのであろう。
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ベランダのクリスマスローズもしっかり花を付け始めた。

ついでながら、一昨16日は79歳の誕生日であった。
70代最後の誕生日。
おやじの年を超えたか、とやはり感慨を覚えた。

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2017年2月 9日 (木)

時おりの言葉(4)

春先の季語に心奪われるようなきれいな言葉に出会うことがある。

余寒    
立春を幾日かすぎてもまだ寒い日が現れ、東京に雪が降る日もあ
る。
Cimg2827_640x480_5この日9日も都内は珍しく小雪が舞った。
余寒(よかん)-「余りものの寒さ」といえようか。
寒さもそうは長くは続かないだろうし、寒い中にも何かしらの暖か味を感ずる。

〇 ひそと来て茶いれるひとも余寒かな    室尾犀星

薄氷
一般的にはうすごおりだが「うすらい」と読む。
何ともきれいな言葉である。

次第に春めいてきて、もう氷も張ることもないだろうと思っていたら寒さがぶり返して田んぼや水たまりに薄い氷が張ることがある
でも何か遠慮がちに。その風情も春を感じさせる。
〇 ふんわりと薄氷に置く片思い    久遠    

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2017年2月 4日 (土)

立春

今日4日は立春。
春の気始めて立つ、といわれ、
この日から春となる。

節気の始まりであり、
これから一年、24節気が始まる。

この日の前日が「節分」。
旧暦では新年の始まりである。
節分に「福は内」と豆をまくのは、
新年を無事に過ごせるようにとの願いをこめたものである。

一般家庭ではこの種の伝統行事は少なくなっているが、
なぜか我が家では毎年続けている。
そして、豆をまくのは私の役目である。

このところ、東京地方は穏やかな晴天が続いている。
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近くの公園では「春告草」と呼ばれる梅が清楚で端正なその花を咲かせていた。

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