2014年12月 9日 (火)

通院日

(12月1日)
PET検査で病院に。
この検査は検査薬を点滴で注入することで、全身の細胞のうちがん細胞だけに目印をつけ、専用の装置で体を撮影してがん細胞を見つけようと言もの。
これまでのレントゲン(X線)やCT、MRIなどの検査は写し出された造形からがんを見つけるものだが、PETは細胞の性質からがんを探し出すもの。
したがって、これまでの検査とくらべ、ずっと小さな早期がん細胞まで発見することが可能になった、と言う。

検査では、まず検査薬を点滴で3分間ぐらい注入、その後約1時間安静にして、検査薬を全身に行きわたらせる。そして、ドームのようなものの中に入って20分間の全身撮影である。

この装置は非常に高額のため、きわめて少数の病院にしかないということだ。
ちなみに検査料は一割負担で9380円也。思わず実費を計算してしまう。健保の赤字を思わぬところで実感した次第。

(3日)
ノドのCT撮影で病院に。
短時間で終わる。

(8日)
検査結果と診察を兼ねて病院に。
PET、CT検査とも異常なし。
やはり、ほっとした気持ちになる。
治療を終えて退院してから先月30日でちょうど5年。
この病気には完治はないが、一応5年生存がその目安になっている。
家人にも話し、救われたことえの感謝の念しきりである。

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2014年6月24日 (火)

通院日

(18日)
通院日にて病院に。
半年ぶりの肺のCT検査。
造影剤は使わないため、朝食は普段通り。
5分くらいの撮影のため、片道2時間弱の電車。
これもいたしかたなし。
病院は相変わらずの混雑ぶりなり。

(20日)
この日は頭頸部のCT。
前々日と同じである。
やはり一日に2か所の撮影は無理なのであろう。

(23日)
結果と診察で病院に。S先生と。
CTの結果は両方とも異常なし。
やはり大丈夫と思っていてもホッとする。
内視鏡の診察でも異常なしとのこと。
3か月後の予約。
駅近くでゆったりコーヒーを飲んで帰宅。
何か足取りも軽く感じられた。

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2013年4月23日 (火)

通院

 今月は4回の通院であった。

 3日(水)
 胃ろう交換に。
 胃ろうと言うと延命治療でいろいろ問題点も指摘されている。
 私の場合、「食べられなくなってからでは遅いので早めに作っておいたほうが、、、」と言う主治医の勧めで入院して程なく作った。実際抗がん剤による副作用で食欲がまったく無い時などほとんど胃ろうにたよっていた。鼻からにの注入より違和感はなく、操作も簡単である。
 現在は口から食べるのが中心であるが、補助的にこの胃ろうを使っている。
 半年に一度外来で交換をしてもらっている。

 12日(金)
 半年に一度頭頚部(のど)のCT検査を行なっている。
 造影剤を使っての撮影と言うことで、飲まず食わずで病院に。
 静脈注射の時全身がカッと熱くなるのは嫌なものだ。

 17日(水)
 主治医の勧めでPET検査を。
 これは正確には「陽電子放射断層撮影」と言うもの。
 全身の細胞のうちがん細胞だけに目印をつけることができる検査薬を点滴で投入し、その後専用の装置で全身を撮影してがん細胞だけを見つけようと言うもの。
 装置が高額のため、限られた病院にしかないそうだ。
 やはり、飲まず食わずで点滴を受け、全身に薬が回るように約1時間安静にしてから撮影である。ドームの中に横たわって上下に移動しながら20分。閉所恐怖症の人は検査できないそうだ。
 高額な装置だけに検査料は病院によってバラツキはあるようだが、私の場合は62400円也。もっとも保険適用で1割負担ですんだが。

 22日(月)
 検査結果と検診に。
 PETは初めての経験だけにいささか緊張する。
 結果は二つの検査とも、異常なし、転移も再発もなしと言うことでホッとする。下咽頭の局部もモニターで見たところ、顔付きの悪いものは消え、きれいになっているので安心した。思わず主治医に「有難うございます」と頭が下がったのは言うまでもない。

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2012年11月16日 (金)

通院(11月)

 5日(月)
 胃、食道の内視鏡検査で病院に。
 年一回の検査である。
 検査着に着替え、静脈に鎮静剤をうってもらう。
 朦朧としている内に終わる。
 口からカメラを入れるわけだが、苦痛は全く無い。
 ひところの、ゲーゲー苦しんだ”胃カメラ”とは雲泥の差である。

 15日(木)
 先日の検査結果の診察で消化器内科のF先生と。
 胃、食道とも異常はなく、ホッとする。
 やはり、結果を聞くまでは何か落ち着かないものである。
 また、一年後の予約。
 しっかりフォローしてもらえるというのは有難いことである。

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2012年10月17日 (水)

通院(10月)

 10日・半年振りの肺のCT撮影。
 12日・やはり半年振りの頭頚部のCT、造影剤を使っての撮影、飲まず食わずの通院である。
 15日・診察。
 主治医が若いS先生に代わった。
 先日のCTの結果、両方とも異常は無し、ということ。
 何もしない半年だったのでいささか不安でもあったが、やはりホッとする。
 鼻からの内視鏡でも変わりないとのことで、二ヵ月後の診察予約。 
 原発の下咽頭もほとんど消えているとのこと。
 淡々と話す先生の声に、こちらが戸惑ってしまうほどである。
 
 発病から三年半、この調子で推移してもらいたいと願いながら帰途についた。
 

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2012年6月12日 (火)

通院(6月)

 4日(月)
 通院日にて二ヶ月ぶりに病院に。
 採血の後、頭頚科のK先生と。
 鼻からの内視鏡検査で異常なし。
 「問題ありません」と言うK先生の笑顔にやはりホッとする。
 この若いK先生の笑顔にはいつものことながら、救われた気持ちになる。

 11日(月)
 血液腫瘍科のM先生。
 抗がん剤を止めてから一年になる。
 M先生「止めてから一年になりますが、これといった変化も無く、血液検査でも問題がないので、診察は今日で終わりにしましょう」とのこと。
 考えてみると、抗がん剤を中止したM先生の決断でやはり大きな成果が出たと思う。最初はいささか不安もあったが、そのまま続けていたら、マイナスの要素ばかりが増えたであろうと思えてくる。
 やはり、M先生に感謝である。そのM先生、近く外国に転出とのこと。若い女医さんに「頑張ってください」と、感謝の気持ちを込めて握手をして別れた。

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2012年4月17日 (火)

通院(4月)

 2日(月)
 4ヶ月ぶりのCT検査である。
 抗がん剤をやめて5月で一年。その後どうなっているか、いささか緊張した。
 結果は異常なし。やはり、ホッとした。

 しかし、このところ、右肩から腕にかけて時おり痛みがはしり、一向に改善されない。M先生に話したところ「念のため検査しましょう」、と言うことで骨シンチの予約。骨への転移の検査である。また一つ心配事が増えた。

 岸本葉子がエッセイ「がんから5年」で次のように書いている。
 >がん体験者の人がよく、
  「朝起きて首が痛くても、寝違えよりも、骨転移を疑います。咳ひ
   とつしても、肺転移を疑います」
   と語るが、そちらのほうにシンパシーをおぼえる。

 私とて同じこと。やはりがんからは死ぬまで開放されないのかもしれない。

 16日(月)
 朝一番で骨シンチ検査のため病院へ。
 この検査は、骨に集る放射性薬剤を静脈投与、その集積過程を特殊なカメラ(ガンマーカメラ)で撮像することにより、がんの転移などを調べるもの。
 投与後2時間ほどしてからの撮影である。検査台に仰向けになり、20分ほどで全身の撮影。午後2時の主治医の診断まで院内で時間をつぶす。
 検査結果は転移なしとのこと。ホッとする。
 やはり、ちょっとしたことでも、つい悪い方に考えてしまう。この病気の宿命であろう。
 長い一日であった。

               

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2011年12月29日 (木)

がんとの共生(12月)

  5日(月)
 通院日にて病院に。
 採血の後、血液腫瘍科のM先生。先日の内視鏡検査で異常は無さそう、とのこと。他科の先生でも電子カルテで検査内容はわかる仕組みになっている。いろいろの先生で情報を共有することはいいことだ。紙のカルテからの大きな進歩である。
 そのためか、「患者を見ないでパソコンを見て診察している」などと揶揄されることもあるが、これは御愛嬌であろう。
 次回から二ヶ月に一度の通院になる。間隔が開くと言うことはそれだけ安定していることであろう。ホッとした気持になる。
 次いで頭頚科のK先生。M先生と同じことを言われる。二人の先生が同じことを言っているので間違いなかろう。ノドの方も変化なしである。

  8日(木)
 消化器内科のF先生。年に一度の診察である。内視鏡の生検の結果、食道も異常なしである。やはり担当の先生から言われると安心するものだ。ただし、ピロリ菌が陽性のため、除去することに。一週間薬を飲むことになる。 

 一年間、がんについて病院の診察を中心にいろいろ考えてきた。私自身の病状は安定してきているが、やはりがんというのは不可解な病であると思う。
 そこで、自身も膀胱癌の経験がある立花隆氏の「がん 生と死の謎に挑む」から一文を引用してみた。
 「がんは自分の外にいる敵ではない。/自分の中にいる敵だ。/あなたのがんはあなたそのものである。/がんには、生命の歴史がこめられている。/がんの強さは、あなた自身の生命システムの強さでもある。/だからこそがんという病気の治療は一筋縄ではいかない。/がんをやっつけることに熱中しすぎると、実は自分自身をやっつけることになりかねない。/そこにがん治療の大きなパラドックスがある。」

 「がんとの共生」、、、これからも折に触れて考えていってみたいと思う。

 

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2011年12月 1日 (木)

がんとの共生(11月)

  7日(月)
 何か久方ぶりの感がする通院日である。
 頭頚科のK先生と。
 いつものように鼻からの内視鏡。
 変化はなく、患部は固まっているとのこと。モニターをみせてもらう。

  30日(水)
 一年前に予約しておいた胃内視鏡検査に。
 いわゆる胃カメラというやつ。これまではえらい苦痛であったが、いまは鎮静剤の静脈注射でボーッとしているうちに終わる。あの苦しみがうそのようである。「変わりない」とのことだが、結果は後日。

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2011年10月30日 (日)

がんとの共生(10月)

  3日(月)
 通院日である。
 採血の後、CT検査に。5月に抗がん剤を中止した後の初の検査だけにいささか緊張した。 
 検査後、血液腫瘍科のM先生。
 変化は無く、右肺の影も古いものらしい、とのこと。M先生の「よかったですね」と言う笑顔にやはり、救われた気持になる。「半年後またCTを撮らせて下さい」とのことで、来年4月の検査を予約する。
 続いて頭頚科のK先生。
 先日の歯茎の細胞診の結果は問題ないとのこと。ホッとすると同時に神経質になっている自分に気付く。

 抗がん剤をストップしているためか、このところ体調はよい。
 ところで、「がんサバイバー」と言う言葉をよく耳にする。
 サバイバーだから、生還者、克服者、生き残りとでも言えそうだが、単に長期生存者と言う意味ではなく、がんと向き合い、自らの意思でがんと共に生きていこうとしている人のこと、である。
 わが国でも近年この「がんサバイバー」が増えており、2015年には533万人、つまり、国民20人に1人はがんサバイバー、と言う時代が訪れるとのことだ。
 しかし、がん治療の成績向上で患者自身日常を取り戻したように見えても、いくつかの悩みは消えない。
 一つはメンタルストレスである。
 がんと言う病気は治療による完治はない。5年たてば一応「治った」とされるが、再発や転移の不安は5年たっても10年たってもゼロにはならない。
 さらに、治療による後遺症も深刻である。
 私自身も咽頭の手術はやめたので永久失声は免れたものの放射線による唾液腺の損壊、さらに抗がん剤による難聴にも悩まされている。
 その他がん差別、高い医療費といくつかの問題点が指摘されている。
 国民病とも言われている病気である。社会全体で考える時がきているのかもしれない。

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