<一日目>
”金沢自由行動4日間”のツアーに出かけた。
バスは圏央道、関越、上信越、北陸道とひた走る。
富山県の平野部からの立山連峰はまだ真っ白な雪に覆われていた。
埼玉、群馬、長野、新潟、富山、石川と6県を通り、途中4回の休憩をはさんでの7時間の長丁場であった。
金沢に着いたのは3時過ぎ。
バス好きのGさんにとっては快適な車内であった。
<2日目>
朝からあいにくの雨である。
午後から金沢定期観光バスに乗る。
まず金沢市立安江金箔工芸館に。
金沢箔は全国生産量の100%近くを占める伝統産業である。
1万分の1ミリという薄さに作る製造用具や工芸品が展示されている。
金箔入りのお茶をご馳走になった。
ついで、ひがし茶屋街。
石畳の両側に今も昔の面影を残すお茶屋建ての古い家や料亭が軒を連ねている。
茶屋を一箇所に集めるという藩の政策でこの界隈が出来たという。
江戸時代の色町の特殊な情緒をかもし出していた。
長町武家屋敷跡に。
加賀藩の中級武士の屋敷が並んでいた一角という。
木羽板葺きの屋根のついた黄土色の土塀が立ち並ぶ。
今にも二本差しが出てきそうな雰囲気であった。
<3日目>
駅前からバスで兼六園に。
広さ3万坪。岡山市の後楽園、水戸の偕楽園と並ぶ日本三名園の一つである。
六つのすぐれた景観を兼ね備えていることから、その名が付けられたそうだ。
霞ケ池の北側に配置された「ことじ灯篭」は兼六園を代表する景観である。
琴の糸を支える琴柱(ことじ)に似ていることからその名が付けられてそうである。
桜にはまだ少しはやかったが、手入れの行き届いた園内はしっかり春の香りが漂っていた。
次いで、隣接する金沢城に。
百万石の城下町のシンボルである。
戦国時代は本願寺門徒の一向一揆の拠点であったが、その後、前田利家とまつがその礎いをきずいたと言う。
天守閣などは残っていないが、象徴的な石川門、や石垣は見事であった。
<4日目>
福井の永平寺に向かう。
曹洞宗の大本山である。
760年前、道元によって開創され、境内は10万坪。
三方を山に囲まれ、中に大小70余りの建物が並んでいる。
樹齢約700年といわれる老杉の中に静寂さが静かな音を立てているようであった。
70余の建物は回廊によって結ばれている。
急斜面に建てられているので、急な階段を上るのに息がきれるほどであった。
また禅僧の修行の場としても知られ、一般の体験修行も出来るそうだ。
雪深い寺も春のたたずまいに包まれていた。
昼食は名物の永平寺そば、もう一つの名物ごま豆腐も添えられてあった。
東京に帰ってきたら桜は満開。
明日は、24節気で清明。
万物がすがすがしく明るく美しいころ、とある。
ところが、この日は、北朝鮮のロケット打ち上げ騒動で列島は騒然たる一日であった。
明るく美しい世界は、、、